「FP相談は意味ない」と考える人の特徴3選。将来に向けた正しい利用方法とは

お金の悩みを解決する手段の1つとして、FP（ファイナンシャルプランナー）への相談があります。
しかし、「FP相談は意味がない」と感じている人がいることも事実です。

確かに一度FP相談を受けても、たいして何も変わらないと思うかもしれません。

でも、それは誤解です。お金の問題や悩みが１日で解決するなんてそもそも無理です。

では、FP相談はどのように利用すると良いのでしょうか。
それは、「FP相談をきっかけに、お金について学ぶこと」、「お金に関する自分の考えを持つこと」、「これらを通じてお金に関する将来の不安を解消し心に余裕を持つ」ということです。

本記事では、意味のあるFP相談にするための方法やメリットについて解説します。

FP相談の申込方法や、FP相談を受ける前に準備することについては、こちらの記事「保険チャンネルFP相談のメリット5選」をご覧ください。

また、私のFP相談体験談はこちらの記事「保険チャンネルFP無料相談体験談：実際に受けた7つの質問」に詳しく書いてます。

FP相談は意味ないと言われる理由3選

「FP相談は意味ない」と言われる理由をご紹介します。FP相談に行っても解決できない、助言を受けても何も変わらないという声があがる背景には、以下のような理由があります。

FPに専門的な知識がなく情報も古い

FPには資格もありますが、資格がなくてもFPを名乗ることができます。
また、FP資格を取得していたとしても、取得したのが10年以上前でそれから制度の仕組みや金融商品の情報を積極的にアップデートしていないFPがいることも事実です。

「FPに相談したけど、提案された商品が古いものばかりで、全然参考にならない」
「FPのアドバイスをもとに行動したのに、実際の内容が違っていてがっかりした」

このような経験をし、FP相談は意味ないと思う人も一定数はいるでしょう。

FPに相談する際は、相談したい内容に関する知識を持っているか、またその知識は最新かについて確認しましょう。最新情報を持つFPを選ぶことはとても重要です。

保険商品などを売りつけられる可能性がある

FP相談を受けると、保険商品や金融商品などを勧められる場合があります。
しかし、本当にその商品が必要なのか、気になりませんか？
実はFPが勧めてくる商品の中には、他の商品と比較して手数料が高かったり、あなたにとって本当に必要な商品ではない可能性があります。
では、なぜFPが保険商品などを勧めてくるのでしょうか？

大きな理由の1つは、FPは商品を販売することで、一定の手数料収入を稼いでいるためです。

FP相談で保険商品や金融商品を勧められた場合、そもそもFPの手数料目当てで勧められている可能性があることや、その商品は本当に自分にとって必要なものなのかをよく考える必要があります。
自分に必要な商品を選ぶためには、自分で調べることはもちろん、複数のFPの意見を聞くことも大切です。

家計やライフプランに関する自分の考えがない

FP相談をする前に、自分で家計やライフプランの考えを持っておかないと絶対にうまくいきません。
なぜなら、FPはあくまでもアドバイザーであり、決定するのはあなただからです。
また、自分の考えをはっきりさせておかないと、FPから勧められた商品を必要だと思い込んで買ってしまうかもしれません。

このような事態を避けるためには、自分の現在の家計や、投資に対するリスク許容度を理解し、ライフプランをイメージしておくことが大切です。
あなたのイメージが具体的であればあるほど、FPからのアドバイスもより具体的で有益なものとなります。

すでに家計管理や資産形成ができている

こちらは先ほどまでとは違いよい理由ですが、すでに家計管理や資産形成ができている人についても、FP相談は意味ないと感じることがあります。
もし「お金に自信がない」と思っていたとしても、これに該当する人はそこそこいるようです。

「家計改善について具体的に相談したかったのに一般論の説明しかなかった」
「保険や投資について相談したかったのに、自分より知識がない」

このような感想を持った人は、おそらく家計を把握し、適切な行動をとり、お金も貯まっているのではないでしょうか。
そして、FPへの相談結果も、「貯蓄もできているのでこのまま継続。生活環境が変わるタイミングで見直しましょう」といったアドバイスがされたのではないでしょうか。

すでに家計管理や資産形成ができている人についても、今後のライフプランに向けて取り組むべきポイントがあります。
経済状況や社会情勢の変化、あなた自身の就職や転職、家族のライフイベントに変化があったときには、家計や資産運用の見直しを行い、充実したライフプランを実現しましょう。

FP相談を意味のあるものにするためには

ここまではFP相談は意味ないと考える人の特徴について説明してきました。
次は、FP相談を意味あるものにするためのコツを3つお伝えしたいと思います。
結論は、あなた自身の考えを明確にしてのぞむことです。
FPに答えを出してもらおうとしていては、良い結果には巡り会えません。

FPの収入源を理解する

FPは、自己投資によってスキルを習得し、顧客の資産形成やライフプランに関するアドバイスを行っています。
このようなFPの収入源は、顧客から受け取る報酬以外にも以下のようなものがあります。

FPはこれらの収入源によって生活しています。
そのため、なかには手数料収入欲しさに顧客に不適切なアドバイスを行うFPがいるのも事実です。
しかしながら、FPにこのような収入源があると知っておくことで、不適切な商品を買わされてしまうリスクは回避することができます。

自分が相談したいことを明確にする

FP相談を受けるにあたり、自分が相談したい内容を明確にするのはとても重要です。
その理由と、どのように整理すればよいかを具体的に解説します。

FPに相談する際には、自身の収入やライフプラン、現在の問題点や悩み、将来の夢や目標などを具体的に整理しておくことで、より具体的なアドバイスをもらうことができます。
お互いに時間を使ってFP相談を行うわけですから、FP相談をしてよかったと思えるようにしっかり準備しましょう。

相談したい内容に特化したFPを選ぶ

FP相談において、自分が抱えている問題に特化したFPを選ぶことはとても大切です。
その理由を見ていきましょう。

FP相談において、自分が抱えている問題に特化したFPを選ぶと、専門的な知識や経験を活かした適切なアドバイスが受けられます。
自分に合ったFPを選んで、安心して相談できる環境を作りましょう。

FP相談のメリット

これまでFP相談を受けるにあたっての心構えのようなことをお伝えしてきました。
次は、FP相談を受けることで得られる具体的なメリットについて解説します。
すぐに感じられる効果は、「自分で勉強すると時間のかかる知識を無料ですぐに得られること」です。
また、FP相談を受けることで、「あなた個人に最適なアドバイスが受けられる」ことも魅力的ではないでしょうか。
最後は、節約や資産形成を行うことで、「将来の不安を解消し心の余裕ができる」状態に１歩ずつ近づいていくことが実感できることです。
順番に1つずつ解説していきます。

お金に関する客観的・専門的な意見が聞ける

FP相談を受けることで、お金に関する専門的なアドバイスや情報を聞くことができます。
自分自身で調べたり勉強することはできますが、正しい勉強方法じゃなかったり、時間をかけてもなかなか理解できないこともあります。

しかし、FPはお金に関する専門家です。
お金に関する多くの知識や情報を持っています。

FPに相談することで、自分自身が気づかなかったことや、知らなかったことが学べます。また、客観的視点でのアドバイスにより、自分自身の判断が曖昧になったとしても安心して相談することができます。

ケースバイケースで自分に最適なプランを提案してもらえる

FP相談の2つめのメリットは、自分に合った最適なプランを提案してもらえることです。
通常の金融商品は、広く一般の人々に販売されるものであり、個人の状況やニーズにはあまりマッチしていません。
しかし、FPに相談することで、自分に合った最適なプランを提案してもらうことができます。

理由として、保険商品や金融商品を提供する保険会社や金融機関は、顧客数の拡大が重要であり、大多数の人が利用できる商品を開発・販売することが多いです。
しかし、個人の場合はライフイベントがそれぞれ異なり、個人に合わせた金融商品が必要となります。FPは、個人に最適なプランを提案することで、一般の商品との差別化を図っています。

具体的には、年金の受給開始時期をどうするか、生命保険の保障額をどうするか、投資信託の運用期間をどうするかなど、個人のライフスタイルやライフイベントに応じた相談ができます。
また、税制改正や社会保障制度の変更など、様々な情報を持ち合わせたFPから提案をもらうことで、よりリスクを抑えたプランを立てることができます。

このように、FP相談をすると、自分にとって最適なプランを提案してもらえます。
保険商品や金融商品は、一般の人々に販売されるものであり、個人のニーズに的確にマッチしていないことが多いため、FPと相談することでより適切なプランを選ぶことができます。

節約や資産形成で将来の不安を解消し心の余裕ができる

FP相談を受けることで、お金の節約や資産形成についてのアドバイスが受けれます。
ここからはFP相談により将来の不安を解消し心の余裕を持つ方法を紹介します。

１つめは、節約による不安解消です。
支出の把握とムダな支出を減らすことにより、生活に必要なお金の確保と、将来に向けた貯蓄ができるようになります。
FP相談では、その見直しの手助けをしてもらえるということです。

２つめは、資産形成による不安解消です。
FP相談では、将来の資産形成のための貯蓄や投資方法を学べます。
資産形成の手段と、それぞれの資産形成にはどのようなリスクやリターンが見込まれるのかを知ることで、自分に合った資産形成の方法が見つかります。

老後にどれくらいのお金が必要なのか、そのためにはどのように資産形成を行うべきなのかを、自分の生活スタイルにあわせて決めていく必要があります。
FP相談で具体的なアドバイスを受けることで、今から行動し、理想の未来を実現しましょう。

FP相談をより効果的に受けるためには

FP相談をより効果的なものとするために必要なことは次のとおりです。
FP相談前に準備しておくこと、FPに相談すること、FP相談後に自分ですべきことの３つに分けてお伝えします。

相談前に準備しておくべきこと

FP相談を有意義に受けるためには、相談前に以下の準備をしておくことが大切です。

① 収支の把握
まずは自分の収入と支出の把握です。
収支を正確に把握することで、自分の資産は今後どのように増えていくのか、または減っていくのか、将来どのタイミングでどのような支出があるのかを把握できます。

② 資産状況の確認
次は、自分が持っている資産の種類や残高の把握です。
銀行預金や株式、不動産など、自分が持っている資産を把握することで、将来的にどの程度の収益が期待できるのかが把握できます。
また、年齢にあわせてリスク許容度の見直しも必要です。

③ 目的や目標の明確化
FP相談を受ける前に、自分が何をしたいのか、どのような目標を持っているのかを明確にしておきましょう。
例えば、将来の子供の教育費のために毎月○万円、老後の生活費として〇万円など、具体的な目標を持っておくと良いですが、相談前にそこまで決められなくても大丈夫です。

以上の3つのポイントを押さえておくことで、FP相談を有意義に受けることができます。
FP相談では、自分の目標や状況に合わせたプランを提案してもらうことができます。自分の将来を見据えた貯蓄や投資の方法をFPに相談してみましょう。

相談時に質問すべきポイント

FP相談を受ける際には、自分の「いま」の状況を正しく把握し、将来どのような生活を送りたいのかを具体的に説明することが大切です。
そのために、FPに相談するときに必要な大事なポイントを紹介します。

１つめは、「自分のライフスタイルに合った運用方法は何か？」です。
最初にお伝えしなければならないのは、FPは答えを出してくれるわけではないということです。
それぞれの運用方法の特徴を知ることで、自分はどの運用方法が合っているのか、年齢や生活環境にあわせて見直しを行う必要があるのかを自分で考える必要があります。

2つめは、「リスクについてはどのように考えればよいか？」です。
リスクは資産運用において欠かせない要素です。運用成績が気になって仕方ないようでは、自分にとって許容できるリスクの範囲を超えています。
リスク許容度を把握し、適切な運用方法を選ぶことが大切です。

３つめは、「運用コストや手数料、税金についてどのようなことを考慮すべきか？」です。
資産運用の運用コストや手数料や、運用成績に大きな影響を与えます。また、運用成績に対し税金がかかる場合があることも理解しておく必要があります。
自分の運用方法においてどのようなコストがかかるのか、また運用成績に対しどれくらいの税金がかかるのかは、正確におさえておきましょう。節税対策も大切です。

相談後に自分でできること

「FP相談を受けたけど、受けっぱなしで何もしていない」では意味がありません。
ここでは、FP相談後に自分自身ですべきことについて解説します。

以上のように、FP相談後に自分自身で行えることがあります。
FP相談で得たアドバイスや情報をもとに、自分自身で情報収集や自己診断をすることで、より良い資産形成を実現しましょう。

FP相談でお金の悩みがない毎日を

FP相談を受けることは、自分自身や家族、そして将来のために大変有益なことです。
お金について悩まず、もっと幸せな毎日を送るための考え方をお伝えします。

FP相談が自分のためになる理由を再確認する

FP相談を受けると、自分自身や家族のために、資産形成やライフプランを策定することができます。
ライフプランに基づいて資産形成ができるようになると、保険の見直しや、老後の資金不足に備えた貯蓄や投資が進み、将来の不安が解消できます。
また、専門家の知識を積極的に取り入れることで、自分自身では気づかなかった節約や貯蓄の方法が学べます。

以上のとおり、FP相談を受けることで将来に対する不安を軽減し、より豊かな生活を送るためには、FP相談の活用がおすすめです。

FP相談は一度受けて終わりではなく継続的な取り組みが必要

FP相談を受けることが大切だということは、すでにお伝えしたとおりです。
しかし、一度相談を受けたらそれで終わりというわけではありません。
ライフプランの変化に合わせて継続的な取り組みが必要です。

理由の1つは、転職、結婚、子育て、住まいの変更、老後など、人生のあらゆる局面でライフプランが変化する可能性があるためです。
例えば、ライフプランに変化がある場合、ライフプランに合わせて家計や保険、投資プランの見直しが必要です。
このような見直しをすることで、無駄な出費を減らし、将来に向けた準備をしっかりと整えることができます。
また、このような見直しは、一度だけでなく定期的に行うことが望ましいとされています。

例えば、結婚を機に住宅購入を考えた場合、購入に伴うローンや、住宅ローン減税の活用方法など、多くのお金の流れが発生します。
このようなライフプランの変化に合わせて、投資方針や保険の見直しを行うことで、将来に向けた資産形成を行うことができます。

FP相談は一度受けたら終わりではなく、ライフプランに合わせた継続的なフォローアップが必要です。ライフプランの変化に合わせて、適切な投資先の選択や保険商品の見直しなどを行うことで、無駄な出費を減らし、将来に向けた準備をしっかりと整えることができます。

FP相談で将来の不安を解消し心に余裕を持とう

FP相談は、将来について不安を感じる方にとって、とても心強い存在です。
今回は、FP相談を受けることで将来に対する不安を解消し、心に余裕を持つことの大切さについてお話しします。

1つめは「将来の不安を解消しよう」ということです。
FP相談では、自分の資産や保険、年金、住宅購入など、お金に関するさまざまな問題を相談できます。
FP相談を通じて、将来についての具体的なイメージを持ち、問題点を明確にできます。
また、FPがアドバイスを行うことで、将来に対する不安が解消されることがあります。

2つめは「FP相談で心に余裕を持とう」ということです。
FP相談で将来についての不安を解消することで、心に余裕ができます。
不安があると心が落ち着かず、日々の生活にも影響を与えますが、相談を受けることで将来に対する具体的なイメージができるため、心に余裕を持つことができるのです。
また、FPからアドバイスを受けることで、将来のプランを立てることができます。
プランがあると、将来に向けた行動もしやすくなり、より自信を持って生活することができます。

FP相談を受けることで将来に対する不安を解消し、心に余裕を持つことができます。
将来について具体的なイメージを持ち、問題点を明確にすることができるため、将来に対する不安が解消されます。
また、FPからアドバイスを受けることで、将来のプランを立てることができ、より自信を持って生活できます。
FP相談を継続的に受けることで、より充実した人生を送れます。

よくある質問Ｑ＆Ａ

この週末はFP相談を受けてみよう

ここまで読んでくださりありがとうございます。
FP相談を受けることで、自分自身のお金の状況を客観的に見ることができます。
FP相談では、収入や支出の見直し、節約の方法、保険や資産運用のアドバイスなど、様々なことが相談できます。
それでも、一度FP相談を受けるだけですべてが解決するわけではありません。
自分のお金に関する知識は常にアップデートする必要があります。
ライフイベントによってもお金の使い方が変わるため、継続的にFP相談を受けることが大切です。
この週末はFP相談でお金の悩み解決しませんか？