FP3級持ってないと2級って受けられないの?
実用的なFP2級を早く取得したい!
いきなりFP2級を受ける場合の必要時間と費用が知りたい。
簿記検定などの資格では、3級を受検しなくても2級から受検することができますが、FP資格は通常FP3級に合格してはじめてFP2級の受検資格が得られる仕組みになっています。
本記事では、FP3級の受験をせずに、最短距離でいきなりFP2級を受検する方法について解説します。
この方法を実践すれば、FP3級から受検する場合に必要な7か月から最短4か月まで短縮できます。
それでは、解説していきます。
いきなりFP2級を受験できます。FP2級の受験資格を解説
FP試験は基本的に3級→2級の順に受験します
簿記検定などいきなり2級から受検できる資格もありますが、FP試験は「3級FP技能検定の合格者」という受験資格があるため、他の受験資格を満たさない限り、3級に合格してから2級を受検することになります。
FP業務の具体的な内容は?
FP業務の具体例は、以下のとおり定められています。(日本FP協会HP参照)
広い範囲で認められているため、会社勤めの方は一度確認してみることをおすすめします。
もしかしたら、あなたの業務経験が受検資格を満たしているかもしれません。
・証券会社、保険会社、銀行、クレジット会社などの金融機関に勤務している方
・保険会社(代理店)の職員
・税理士、弁護士、司法書士、行政書士などで、資産に関する相談業務に従事している方
・会計事務所の職員
・不動産会社、建設会社など土地建物取引・建築・相談業務に従事している方
・投資顧問会社の職員
・生活協同組合などの共済等の担当職員
・商品先物取引会社の職員
・一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および、金融・財務・経理担当者
・商事会社の商社金融担当者、商事会社やコンピュータ会社等の金融機関営業担当者および、
ソフト開発担当者
AFP認定研修の修了にはAFP認定研修付きのFP2級通信講座がおすすめ
AFP資格とは、日本FP協会がFP技能を持っていることを認定する民間資格です。
日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了することで、FP3級の試験に合格していなくても、FP2級の受検資格が得られます。
そこでおすすめしたいのが、AFP認定研修付きのFP2級通信講座の活用です。
この通信講座を活用し、FP2級の試験に合格すると、FP2級の資格(国家資格)に加えて日本FP協会認定のAFP資格(民間資格)が同時にかつ短期間で取得できます。
AFP認定研修のおすすめ2選(最安講座と手厚いサポート付講座)
AFP資格を取るには、日本FP協会が認定する教育機関でAFP認定研修を修了する必要がありますが、「日本FP協会HPで紹介されている教育機関の数が多すぎてどこを選べばよいのかわからない」と思います。
そこで、AFP認定研修のおすすめを3つ紹介します。
アーティス(FP協会認定最安講座)
アーティスは日本FP協会の認定教育機関で、受講料もAFP認定研修を受講できるFP講座の中で最安レベルです。
「アーティスってどんな会社?」って思われた方もいるかもしれませんが、同社の通信講座は銀行や証券会社など400社以上の金融機関を中心に幅広く利用されています。
FP試験以外でも、簿記検定や宅地建物取引士などの通信講座も運営しており充実した教育体系を整えています。
また、銀行や証券会社などで利用されているだけあり、価格だけでなく、講座の内容もしっかりしており、できるだけ安い費用でAFP認定研修を修了し、FP2級に合格するための通信講座としておすすめです。
アーティスの講座内容:これだけついて最安レベル
講座名 | 2級FP技能士・AFP認定研修(基本課程) |
受講料 | 〔講義動画付き〕 23,650円 〔講義動画なし付き〕 22,000円 |
講座内容 | 講義動画 FP総論 冊子版学習テキスト(上下巻2冊) WEB版学習テキスト 理解度チェックテスト レベルチェックテスト(模擬試験) 過去問題 AFP認定研修課題(確認問題、提案書) AFP認定研修テキスト 動画でわかる提案書課題 模擬試験分析(スコアシート) 要点暗記帳 質問メール受付サービス |
フォーサイト(満点主義ではなく合格主義で短期合格を後押し)
フォーサイトは「満点主義ではなく合格点主義」を目指し、短期間で合格を目指す忙しい会社員のニーズをとらえた通信講座になっています。
「合格するために必要な教材」は紙のテキスト・講義・eラーニングとして重視していて、紙のテキストで「暗記」、講義では「早く・深く・正確な理解」、eラーニングで「スキマ時間を徹底活用」を実現しています。
2022年5月の合格率は88.2%で全国平均の合格率49.2%を大幅に上回る成果を出しています。
フォーサイトの講座内容:必要なものが全部そろう
講座名 | バリューセット1 2023年1月試験対策(2級基礎+過去問・2級FP技能士+AFP)+3級対策 |
受講料 | 60,800円 |
講座内容 | ◆基礎講座 ・テキスト8冊 ◆過去問講座 ・問題集10冊 ・再現問題 ・模擬試験(学科・実技) ・演習ノート ◆eラーニング ・講義動画/音声、デジタルテキスト ・学習スケジュール ・eライブスタディ ・チェックテスト、確認テスト ・訂正情報 ・合格カード ・用語集 ・質問箱 ◆補足資料・副教材 ・受講ガイド ・戦略立案編、合格必勝編 ・入門講座テキスト ・合格カード ・資格マンガ ・合格体験記 ・制度改正に伴う補足資料(PDF) ・無料メール質問 10回 ・3級対策(テキスト1冊、問題集1冊、解答・解説集) |
ECC(FP3級の内容も含むAFP認定+2級取得の手厚いサポート付)
※2022年9月現在受付停止中
ECCはユーキャンやフォーサイトと並ぶ知名度や実績がある通信講座です。
ECCの通信講座をおすすめ理由はずばり、3級の知識を含む内容が用意されており、3級の基礎から2級までを体系的に学ぶことができることです。
ECCの講座内容:納得の充実度
講座名 | ファイナンシャルプランナー(AFP+2級FP技能士)コース |
受講料 | 59,800円 |
講座内容 | 教科書8冊:1,000ページ超 ①FP総論、②タックスプランニング、③ライフ・リタイアメント、 ④リスクと保険、⑤金融資産運用設計、⑥不動産運用設計、 ⑦相続・事業承継設計、⑧提案書の作成 2級講義動画:43時間30分収録 3級講義動画:23時間30分収録 AFP認定研修:かんたん!認定課題2点 過去問題集4回分:オリジナル解説 回数・時間無制限の電話・メール質問 一般教育訓練給付金制度:受講料20%(11,960円)補助 ※申請が必要です |
いきなりFP2級を受験するメリット
1.FP3級とFP2級の試験範囲はほとんど同じ
2.勉強期間を7か月から3か月に短縮できる
3.FP3級と比較して差別化できる。AFP認定が受けられる
FP3級とFP2級の試験範囲はほとんど同じ
FP試験は、1級から3級すべてにおいて、以下の6分野から出題されます。
FP2級では、FP3級と比較して、3つの分野で主に法人関係の項目が追加されています。(赤字記載の項目)
個別に出題される問題は、FP3級よりFP2級の方が難易度も高く、より深い内容まで問われますが、試験範囲はFP3級とほとんど同じです。
また、FP試験は6分野それぞれの出題数が決まっているため、FP2級から追加された項目が多く含まれるといったことはなく、追加された部分の比重が大きくなることもありません。
分野 | 項目 |
ライフプランニングと資金計画 | 中小法人の資金計画 |
リスク管理 | 3級と同じ |
金融資産運用 | 3級と同じ |
タックスプランニング | 法人税 法人住民税 法人事業税 消費税 会社、役員間及び会社間の税務 決算書と法人税申告書 諸外国の税制度 |
不動産 | 3級と同じ |
相続・事業承継 | 事業承継対策 事業と経営 |
勉強期間を7か月から4か月に短縮できる
FP3級から受検してFP2級に合格するまでのスケジュールは、受検日までで約7か月、合格発表までを含めると約8か月になります。
一方で、いきなりFP2級を受検する場合は、受検資格を満たすためのAFP認定研修を修了するまでの期間も含め受検日まで約4か月となり、3級から受検する場合と比較して、約3か月短縮できます。
FP2級は独学でも効率的に学習すれば約3か月で合格できるため、モチベーションを維持し学習を続けるにはちょうどいい期間です。
勉強慣れしていないと7か月勉強を継続するのは難しく、途中で中だるみすると3級→2級と積み上げてきたものが崩れてしまう可能性があります。
受検スケジュール | 3級から受検 | いきなり2級 | |
合計 | 約7か月 | 約4か月 | |
7月 | 【3級】受験申請期間 7/5(火)~7/26(火) | 3級勉強開始 (最低1ヶ月) | |
8月 | |||
9月 | 【3級】試験日 9/11(日) | 3級試験日 | |
10月 | 【3級】合格発表日 10/24(月) | AFP認定研修 (約1か月) | |
11月 | 【2級】受験申請期間 11/8(火)~11/29(火) | 2級勉強開始 (約3ヶ月) | 2級勉強開始 (約3ヶ月) |
12月 | |||
1月 | 【2級】試験日 1/22(日) | 2級試験日 | 2級試験日 |
2月 | |||
3月 | 【2級】合格発表日 3/2(木) |
FP3級と比較して差別化できる。AFP認定が受けられる
メリットの3つ目は、FP2級を取得することでFP3級との差別化ができ、さらにAFP認定が受けられることです。
FP3級の合格率は8割程度と高く、かなりの割合で合格することができます。FP2級の合格率が3割程度であることを考えるとその差は大きく、就職活動や転職活動、はたまた副業を行う場合など、3級と比較して差別化が図れます。
AFP認定研修という名前のとおり、本来はAFPになるための研修となっており、このAFP認定研修の修了後にFP2級に合格すると、AFPに登録できます。
日本FP協会が認定する民間資格であるAFPに登録できれば、更に難関なCFPの受検資格を得られるため、CFPを目指したいとの思いがある方にとっては大きなメリットがあります。
いきなりFP2級を受験するデメリット
1.お金がかかる
2.勉強期間が短い
お金がかかる
FP3級から始めてFP2級を受検する場合と、FP3級を飛ばしていきなり2級を受検する場合とを比べると、後者の「いきなり2級」を受検する場合の方が、お金がかかります。
お金がかかるといっても、3級を受検しなくてよいため、2級を取得するまでの期間が7か月から4か月と3か月短縮できることに加え、講座を受講することで独学の場合と比較して体系的な知識が学べます。
また、全体の合格率は、30~40%程度になりますが、通信講座を活用した場合の合格率は全体の合格率の2倍を公表している例もあり、合格率がグッと高まります。
3級から受検 | いきなり2級 (アーティス) | いきなり2級 (ECC) | |
3級受検料 | 8,000円 | ||
3級教材 | 4,000円 | ||
2級受検料 | 11,700円 | 11,700円 | 11,700円 |
2級教材 | 4,000円 | ||
AFP認定研修付き 通信講座 | 23,650円 | 59,800円 | |
教育訓練給付制度 ※1 | △11,960円 | ||
合計 | 27,700円 | 35,350円 | 59,540円 |
3級から受検 との差異 | ― | 7,650円 | 31,840円 |
※1:厚生労働省 教育訓練給付制度活用で受講料20%(11,960円)の補助が受けられます。申請が必要となるのでご注意ください。
勉強時間が短い
2つめのデメリットは勉強時間が短くなることです。
いきなり2級を受検するといっても3級の学習内容を省略できるわけではありません。
勉強時間を長くすることはもちろん可能ですが、長くするならFP3級から始めてFP2級を受検すれば、お金も安くすませることができます。
長期間の勉強を継続するモチベーションが保てない方や、短期間集中で勉強して一気に合格したいという方にこそおすすめです。
FP2級に合格するには結局どれを選べばいいの?
最後に、FP2級に合格する方法として、①FP3級から受検、②AFP認定研修最安のアーティスを活用、③手厚いサポート付のECCを活用 のどれがおすすめかを解説したいと思います。
①FP3級から受検 | ・とにかくお金をかけずにFP2級まで取得したい ・ゆっくり自分のペースで勉強する時間がある ・独学で7か月勉強を続けるモチベーションが保てる |
②AFP認定研修最安レベルの アーティス活用 | ・最短距離かつ、低コストで合格したい 【①比+7,650円で勉強期間を3か月も短縮できます】 ・手厚いサポートがなくとも勉強できる ・安かろう悪かろうではない講座を選びたい |
③3級から学べる手厚い サポート付のECC活用 | ・平均の2倍を誇る高い合格率で成功を後押し ・FP3級から体系的に正しい知識を身につけたい ・67時間の動画講座で効率的に学びたい |
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回はFP3級を飛ばしていきなりFP2級を受検する方法を紹介しました。
・AFP認定研修を修了すれば、FP2級から受検できる
・AFP認定研修を受けて、FP2級に合格すれば、AFP資格も得られる
・AFP認定研修付講座は認定研修最安レベルのアーティス、手厚いサポート付のECCがおすすめ
最初からFP2級を受験することで、FP3級から取得するよりも貴重な時間を大幅に短縮でき、勉強のモチベーションを維持することができます。
効率的にFP2級を取得したい方は、AFP認定研修付の通信講座を受講しましょう。
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